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むし歯治療

早期発見・早期治療が大切

歯科生涯自分の歯で食事を楽しむためには、口腔内の健康を守っていくことが必要です。
口腔内の健康を保つためには、毎日しっかりとブラッシングを行い、歯石や歯垢が歯にこびりついている時間を短くすることと、歯科医院で専門的なクリーニングを受けることが重要です。歯科治療として歯を削るのは最後の手段と捉え、歯のクリーニングと定期検診に重点をおいています。

予防処置

健康を支える「予防歯科」

介護や医療に頼らず自立して日常生活を送ることができる期間は「健康寿命」と呼ばれています。歯の健康は体全体の健康状態に直結します。そのため、予防歯科で健康寿命を伸ばすことで、その人らしい老後生活を送れる時間を長くすることが可能です。

定期検診を受けましょう

歯周病やむし歯を防ぐため、定期的な検診を受けるようにしましょう。
当院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態をチェックした上で、検診の時期をご提案しております。歯が抜けてしまった場合でも、インプラントやブリッジ、入れ歯などを使用することで歯の機能を補うことができますが、人口の歯は天然の歯には敵わないため、自分自身の歯を残すために歯周病予防はとても重要です。
当院ではむし歯や歯周病を予防するために歯磨き指導、ケア、予防処置などのお手伝いをしております。まずはお気軽にご相談ください。

むし歯のメカニズム

むし歯は、「糖質」「歯質」「細菌」「時間」の4つの条件が揃うことで発生します。糖質は、料理や甘味に使われる砂糖などの糖分を指します。歯質は、歯の形や性質、歯並びなどです。細菌は、むし歯の原因であるミュータンス菌で、時間は歯垢によって歯が溶けるまでに要する時間を指します。長期間にわたって糖質、歯質、細菌の3つの条件が揃い続けていると、むし歯になる危険性は高くなります。
逆に、糖質を含む食品を食べることが少なく、口腔内に菌があまり生息していない、唾液による自浄作用がうまく働き歯垢が溜まりにくい、毎食後きちんと歯磨きを行っているような方はむし歯になりにくいと言えます。

むし歯の進行

CO:むし歯の始まり

歯の表面の部分のみが溶けており、むし歯部分が白濁、歯の溝が茶色に変色したりします。この段階では、唾液の働きにより歯を再石灰化し、悪化を防止できることが多いです。きちんと歯磨きを続け、むし歯になる条件を揃えなければ改善する可能性が高いと言えます。

C1:痛みを感じないむし歯

歯の最も外側を覆うエナメル質だけに発生しているむし歯です。むし歯は歯質までは達していないため、歯がしみる、歯が痛いなどの現象は見られません。C1の段階で治療を開始できれば、短期間かつ強い痛みを伴うことなく治療を終えられます。

C2:冷たいものや風で歯がしみる

c2C2は、むし歯が象牙質に到達した状態です。エナメル質の奥にある象牙質までむし歯が進んでいるため、痛みが発生したり、冷たいものがしみたりします。象牙質はエナメル質に比べて柔らかく、むし歯菌への抵抗力も弱いためあっという間に神経に達します。そのため、できるだけ早く治療を開始することが大切です。

C3:熱いもので歯がしみる

c3C3では、炎症が歯の神経に到達し、激痛を感じます。神経を取ることで痛みの改善は見込めますが、神経を失うと歯は脆くなります。そのため、ここまで悪化する前に治療を開始することが重要です。

C4:むし歯の末期状態

c4C4では、歯の上部が崩れ、歯根のみになっている状態です。痛みはありませんが、これは神経が死んでしまったためで、むし歯自体が治癒したのではありません。歯根に膿が溜まることで痛みが再発します。神経に対する治療が難しいケースでは、抜歯が必要になります。