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マウスピース(歯ぎしり・顎関節症・SAS)

睡眠時無呼吸症候群

このようなお悩みはありませんか?

寝ているとき

  • トイレへ頻繁に行く
  • いびきが目立つ
  • 睡眠時に息が止まる
  • 睡眠時にむせて目が覚める

起きているとき

  • 集中できない
  • 体がだるい、重い
  • 眠気が強い

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは寝ている時に息が止まり、様々な症状が生じる疾患です。
下記のような特徴があります。

本人が気づきにくい

睡眠時に症状が起こるため、一緒に寝ている方に教えてもらわない限り、自分では症状を認識できません。集中できないことや体の重だるさを、寝不足や疲れすぎと誤解してしまうケースがあります。

慢性的な睡眠不足によって仕事や勉強に集中できない

息が止まることで深い眠りにつけないため、睡眠が不足しがちになります。

命に関わる病気を引き起こすことがある

糖尿病や高血圧、心筋梗塞などと関係があることが分かっています。

ご家族やパートナーに息が止まっていることやいびきをかいていることを教えてもらった方、1日を通して眠気の強い方は一度当院までご相談ください。

治療

オーダーメイドのマウスピース製作

マウスピース睡眠時無呼吸症候群に対して、治療専用のマウスピースを作ります。基本的には下顎が前の方に固定されるものが使用されますが、当院では固定しないタイプで口を動かせるマウスピースをお渡ししますので、マウスピースを着けた際の違和感や苦痛を少なくできます。

治療のメリット

睡眠時無呼吸症候群が改善すると、深い睡眠が取れるようになるため疲れも軽減します。
前向きな気持ちになったり、集中力が戻ってきたりと心と体へ高い効果が期待できます。
また、睡眠時無呼吸症候群との関係が報告されている合併症や生活習慣病による突然死などの危険性が低くなります。
睡眠時無呼吸症候群が重症になると、突然死する割合が上がり、15年間無治療の患者様では約40%になります。
また、約50%の方に居眠り運転のリスクがあると報告されています。睡眠時無呼吸症候群の治療をすることで、自分自身を守るとともに、素敵な人生を送れるようになります。

睡眠時無呼吸症候群はこちら

歯ぎしり

歯ぎしりの要因は解明されていませんが、噛み合わせ・歯並びやストレス、浅い眠りなどの影響が考えられます。睡眠時無呼吸症候群の患者様は、眠りが浅いため歯ぎしりをする方が多数いらっしゃいます。

歯ぎしりを放置すると

歯への影響

噛み合わせの時に、隣り合う歯の表面が互いに擦れることで噛み合わせが変わります。特定の歯に強い負荷がかかると、割れたり欠けたりすることもあります。

歯周組織への影響

歯に大きな力が加わると歯茎の位置が下がり、歯を支持する歯周組織が少なくなります。歯周組織が少なくなることで歯の揺れが生じ、歯周病や知覚過敏などになりやすく最終的には歯を失うリスクが高まります。

顎関節への影響

歯ぎしりの影響で顎関節に強い負荷が加わり、顎関節症のリスクが高まります。顎関節症になると顎を動かすと音が鳴る、口を大きく開けられない、顎に痛みを感じるなどの症状が現れます。

歯ぎしりの種類

グラインディング(歯のこすり合わせ)

グラインディング上下の歯を強くこすり合わせることで、ぎりぎりという音が出ます。身近な人から教えてもらうことでグラインディングだと分かる方が多数いらっしゃいます。グラインディングを放置してしまうと、知覚過敏や歯周病、顎関節症の悪化、詰め物が取れる、歯が欠けるなどのリスクが高くなります。
マウスピースを付けることで、歯ぎしりをしなくなり歯を守ることが可能です。

クレンチング(歯の噛みしめ)

クレンチングクレンチングは、上下の歯を力強く噛み合わせることです。一般的によく言われる食いしばり・噛みしめのことで、作業中や寝ている時などに生じやすいです。顎の違和感や疲労感などがある際は、自覚なくクレンチングを行っている場合があるため、当院までご相談ください。グラインディングとは違って音が出ないため、周囲の方も気づかないことが多いです。

タッピング(歯を鳴らす)

タッピングタッピングとは、上下の歯を噛み合わせる際にカチカチと音を鳴らすことです。顎関節や歯への影響はあまりなく、発症頻度も低いです。

治療

生活習慣の改善

昼間は歯をぎりぎりとこすり合わせるグラインディングはあまり見られませんが、力強く噛み合わせるクレンチングが起きることが多いです。通常であれば、食事する時以外では上下の歯には約1~2mmの隙間があります。クレンチングによって長時間噛みしめていると、顎の疲労感や痛みなどの症状が起こります。
噛みしめに気づいた時は、上下の歯を離すことを意識してください。歯を離す意識を持つだけでも症状が治るケースがあります。その他、開口トレーニングにより、口周囲の筋肉を柔らかく保つことも効果的です。口を大きく開ける動作を1セット10秒間、1日3セット以上実施します。慣れてきたら開口する大きさをゆっくりと広げていきます

スプリント療法

スプリント療法は、意識せずに歯ぎしりをしている状態に対応するため、マウスピースを使用して歯を防御する治療です。健康保険適応で受けることができます。マウスピースは寝る時につけますが、面倒くささが勝ってしまい継続できない方が多いです。しかし、歯に負荷が加わり続けると今後多様な問題が生じる可能性があるため、ひとまず1週間つけてみるようにしましょう。

顎関節症

顎関節症は、顎関節に強い力がかかることで発症すると考えられます。口を大きく開けない、顎関節に痛みが生じるなどの症状が現れ、日常生活がうまく送れない場合も多いです。顎関節症になる要因は個人差が大きいため、まずは当院までご相談ください。

原因

  • 過剰なストレス
  • 噛み合わせが良くない
  • 食いしばり、歯ぎしりがある
  • 頬杖をつく

いくつかの原因が重なりあって発症していることがあるため、はじめに精密検査を行って現状を把握します。治療をしながら原因を取り除くことが大切です。

症状

  • 口を大きく広げられない
  • 顎関節と顎関節周辺に痛みが生じる
  • 顎を動かすとガクガク、シャリシャリという音がする
  • 口をしっかりと閉じられない
  • 口の開閉時に強い痛みが生じる

マウスピースによる治療

ナイトガードというマウスピースをつけることで、顎関節にかかる負荷を少なくします。1~2週間程度つけて、その後は数ヶ月後に経過を見ます。顎関節への負荷を少なくするのと並行して顎関節症の原因をなくすことで、治療がより効率的に進められます。